Kyushu Oktoberfest in Mojiko



福岡県北九州市の観光スポット、門司港レトロにて、本場のオクトーバーフェストを忠実に再現した九州オクトーバーフェストが開催される(10月5日~8日)。日本各地でオクトーバーフェストが開催されるが、特別なオクトーバーフェストビアをメインに提供するものは多くない。色々なスタイルのビールが飲めればそれで十分だと思う人はたくさんいるかもしれないが、このイベントでは本場の伝統にできるだけ近づけるようだ。

参加する九州のクラフトブルワリー4社、霧島ビール、熊本クラフトビール、ひでじビール、そして門司港地ビールは、スタイルに忠実に、3月にフェストビア(スタイルはメルツェン)の仕込みを開始した。このイベントでは、これらのビールと本場ドイツでつくられたフェストビアとを飲み比べることができる。ドイツからは、シュパーテン、アウグスティナ―、パウラナ、ハッカープショール、ホフブロイ、ローベンブロイのうち、数社のビールが出店される(詳細は後日公開される)。

フェストビアのほかに、九州のブルワリーはそれぞれオリジナルのビールを出品する。フードに関しては、プレッツェルやソーセージといったといったドイツのおつまみに加え、地元九州のフードも提供される。そしてもちろん、オクトーバーフェストには欠かせないドイツの伝統音楽の生演奏が行われる。

ここで、九州のブルワリー4社がこのイベントのために仕込んだスペシャルビールについて説明しよう。この種のラガーは伝統的に、3月に仕込み始め、オクトーバーフェストの時期にだけ飲まれる。メルツェンは黄金色から赤味を帯び、麦芽が利いたビールである。麦芽の香りもしっかりとしている。アルコール度数は6パーセント前後で、少し強め。秋の涼しい気候にぴったりの濃厚な味わいを持つ。

門司港レトロは歴史的な建物が残る趣ある港町で、その一角に、港に面して門司港地ビール工房がある。この九州最北端の地から、関門海峡の向こうは、本州の最西端、山口県下関市が見える。ブルワリーの周りは開放的で広場がいくつかある。このイベントは、門司港レトロ中央広場で行われ、2万人の参加者が見込まれている。あなたも足を運んでみてはいかが。

日時:2018年10月5日~10月8日
11:00~21:00(10月5日のみ 17:00~21:00)
場所:門司港レトロ内 中央広場
詳細:https://kyushu-okfes.com/