現在チェコ共和国では、500を超えるブルワリー（それに対して人口はわずか1000万人！）の売り上げが大幅に減少し、何百万リットルものビールが廃棄されているそうだ。考えるだけでも涙が出そうになる。そして、麦芽が利いて苦味もあり、ハーブの香りが漂うチェコスタイルのラガーが飲みたくなる。残念ながら、廃棄処分となるビールを飲むことはできないが、日本でも本物の素晴らしいチェコスタイルのピルスナーをつくるブルワリーがある。友人からコチャスと呼ばれているチェコ生まれのジリ・コティネックのコボブルワリーは、3月中旬、富山県に日本式の美しいブルーパブをオープンした。

(Kotas on the left)

このタイミングでのオープンになったのが悔やまれるが、ネットから3種類のビールを注文できる。プレミアントホップでつくられた本物のチェコスタイルライトラガー、プレミアントピルスナーと、アメリカン・アマリロ・アンバーの3Aラガー、そしてアメリカンスタイルのペールエールだ。すべて500ミリリットルサイズで、6本パックのほか家庭用の樽も購入可能。ヘイジービールに飽きてきた人は、プレミアントピルスナーを飲んでみることを強くおすすめする。