Requiem for Taguchi Shohei

As many have sadly learned, Japan recently lost one of its most promising young brewers, Taguchi Shohei, to a sudden, unexpected medical condition. Most remember Taguchi as a gentle giant who was passionate about craft beer. He had devoted much of his adult life to it, culminating with his launch of Botanical Beverage Works in…

那須地ビール祭りが今週末に開催

2015年9月5日(土)・6日(日)に、栃木県那須町の余笹川ふれあい公園にて、那須地ビール祭り2015が開催される。実行委員長を務めるのは、会場の地元の那須高原ビール(弊誌2015年春号掲載)の小山田孝司社長だ。 このイベントは昨年9月の開催に続いて2回目。1回目は6ブルワリーで開催されたが、今回の出店ブルワリーは20と大幅に規模が大きくなった。東日本を中心に北は岩手県、西は山口県からブルワリーが参加する。参加ブルワリーの一覧はこちら。 ・アウトサイダーブルーイング ・伊勢角屋麦酒 ・猪苗代地ビール ・いわて蔵ビール ・うしとらブルワリー ・宇都宮クラフトビール(ろまんちっく村) ・大山Gビール ・御殿場高原ビール ・こぶし花ビール ・スワンレイクビール ・胎内高原ビール ・那須高原ビール ・日本クラフトビール(Far Yeast) ・みちのく福島路ビール ・箕面ビール ・富士桜高原麦酒 ・ブリマーブルーイング ・ブルーマジック ・プレストンエールブルワリー ・山口地ビール 栃木県内だけでなく、ほかの地方のブルワリーも出店するので、近隣住民も遠方からのビールファンも満足できるラインナップになっている。 さらにフードも2社から20社の出店に拡大し、和牛や乳製品、餃子など、地元の食材・料理が提供される予定だ。 プログラムも趣向を凝らしている。ビール10杯ごとにもらえるカードで参加できるビンゴ大会や音楽演奏(両日とも)、ヒーローショー(6日のみ)があり、家族連れでも楽しめるようになっている。またビールファンにとって注目なのは、こちらも両日にわたって開催される「利きビール対決」である。銘柄が分からない状態でビールを飲んでみて、銘柄名を当てるものだ。少なくともここ数年では、ビールイベントでのプログラムとしては初の試みなのではないだろうか。鼻と舌に覚えがあるファンはぜひ参加したいところだ。 ビールを存分に楽しむためには、前売り券がお得だ。3300円分(300円券が11枚)が3000円で下記の販売所で発売されている。 ・ホテルニュー塩原(那須塩原市) ・那須高原ビール(那須町) ・セブンイレブン西那須野西原店(那須塩原市) ・砂川印刷所(那須町) もしくは、イベント公式ウェブサイトの「お問い合わせ」ページから必要事項(氏名、住所、電話番号、予約部数)を送って予約し、当日イベント本部で購入することもできる。前売り券購入特典としては、二期クラブ(那須町)ペア宿泊券や、ご存じ那須高原ビール製の18年熟成ナインテイルドフォックスなど豪華景品が当たる抽選会への参加がある。 会場の余笹川ふれあい公園までは、最寄りのJR東北本線・黒田原駅からシャトルバスで。1時間に2、3本の運行を予定している。黒田原駅までは、東京方面からは東北新幹線で那須塩原駅まで行き、そこから宇都宮線・東北本線の下りに乗り換えて3駅(途中、黒磯駅で乗り換え)。仙台方面からは、同じく東北新幹線で新白河駅まで行き、そこから東北本線の上りに乗り換えて3駅。 JRの青春18きっぷ(5回分1万1850円、今季は既に発売終了)が残っている人は、活用をおすすめする。例えば東京駅から黒田原駅までは、JR線を乗り継いで3時間強で、片道乗車料金は3020円。青春18きっぷは1回分(2370円相当)で1日乗り放題になるので、往復で在来線を利用するとかなりお得になるし、片道でも元が取れる計算になる。在来線往復の場合は、肝心のイベント滞在時間が短くなってしまうので、5日に那須で泊まって5日と6日の両日にわたってイベントを楽しむのもいいかもしれない。

パイレーツオブスミヨシで5周年イベント

あなたも海賊船の一員に加わろう!〜江東区のパイレーツオブスミヨシが5周年記念IPA祭りを開催〜 江東区住吉の小さな海賊船・パイレーツオブスミヨシで、9月6日(日)に5周年イベントが行われる。同イベントはIPAをフィーチャーし、実に16種類以上のIPAが「時間制限なし」の飲み放題(5,500円)。朝11時から夜10時まで出入り自由なので、朝からビールマラソンをするもよし、夜の散歩がてらふらっと立ち寄るもよし。飲食物の持ち込みも自由だ。ビールのサービングはすべてセルフで、自分の手で好きなようにビールを注ぐことができる。また、女性にはフレッシュフルーツカクテル飲み放題、プレゼントなどの特典もある。かなり自由度が高く、お財布にも嬉しいイベントだ。 あなたもぜひこの小さな海賊船に乗船し、船員たちと杯を酌み交わそう! 現在予定している銘柄は以下の通り。 伊勢角屋麦酒 「限定IPA」 箕面ビール 「W-IPA」「 限定IPA」 所沢ビール 「ウィークエンダー 」「ザ・ダークホース」 ベアードビール 「帝国IPA 」「スルガベイインペリアルIPA 」「限定IPA」 サンクトガーレン 「XPA」 志賀高原ビール 「志賀高原IPA」 「インディアンサマーセゾン」「 House IPA 」「其の十」 城山ブルワリー 「万咲IPA」 アウトサイダーブルーイング「オーストラリアンIPA」「限定IPA」 T.Yハーバーブルワリー 「IPA」 ヤッホーブルーイング「インドの青鬼」 銘柄は今後も増える予定とのことだ。

AEON Liquor Craft Beer Expo

取材・執筆: Kumagai Jinya 8月22日と23日に、イオンリカー自由が丘店でクラフトビール試飲即売会「CRAFT BEER EXPO」が開催された。同イベントは両日で600人近くの参加者を集め、終始にぎやかな雰囲気に包まれた。 イオンリカーは東京都、神奈川県、千葉県で26店舗を展開するイオングループの酒販店。自由が丘店(東京都目黒区)は自由が丘駅から徒歩3分の場所にある旗艦店で規模が大きい。二つのフロアで4000種類以上の商品を販売している。 イベント開催時は、店先に出展した8社(えぞ麦酒、木内酒造、国分、ジュート、ナガノトレーディング、ベアードブルーイング、ヤッホーブルーイング、AQベボリューション)がテーブルを設け、参加者にビール(国分は缶詰商品の「缶つま」の試食)を試飲用にして提供した。銘柄は合計42(缶つまは4種)と、ビールフェスティバルと言ってもよいほど多く出された。参加者は400円で試飲用のグラスを購入し、そのグラスで時間の許す限り試飲を楽しめた。そして気に入った銘柄があれば、店内で購入できる仕組みだった。この方式は効果を十分に発揮したようで、この2日間は昨年の同時期と比較してクラフトビールが7倍も売れたという。 同時に「缶つま×クラフトビールフードペアリング体験」が期間中に4回にわたって開催された。1回につき定員は10人で合計40人分の枠があったが、すべて早々に予約で埋まった。参加者は、創業303年・100年以上の缶詰製造歴を誇る国分の「缶つま」にひと手間加えた料理3種と、ヤッホーブルーイングの「水曜日のネコ」「インドの青鬼」「東京ブラック」の組み合わせを楽しんだ。 イベント全体の参加者は22日が268人、23日が320人。参加した人だけでなく通りかかった人も、自由が丘の商店街に突如として現れたビールイベントの盛況ぶりに驚いたことだろう。筆者も参加してみて、その日の晩に飲むビールを探すためにいろいろな銘柄を少しずつ試すことがまず楽しかった。そして、試飲、家飲み用の購入、さらに各社とのコミュニケーションが取れるという、新しいイベントのあり方に思えた。今後も同様のイベントが開催されることを心から期待する。