World Beer Cup 2025

(English below) ワールドビアカップ(以下WBC)は世界最大で、最も威厳のあるビールの大会だ。2025年度の開催まではまだ数ヶ月あるが、出場登録はすでに始まっている。ブルワーの皆さんにはぜひ、この重要な大会に参加し、世界(そして日本のビール愛飲家)に日本のビールの美味しさを広めるチャンスを逃さないでほしい! この「ビールのオリンピック」において、日本のブルワリーは表彰台の常連だ。昨年の日本の受賞者には、South Horizon Brewing、箕面ビール、スプリングバレー、Bighand Bros. Beer、横浜ベイブルーイング、別府ブルワリー、横浜ビール、Devil Craftが含まれ、金メダルを獲得したブルワリーも複数いた。 2024年度のWBCでは、世界50カ国、2000箇所以上のブルワリーから9300ものビールがエントリーした。110種類のカテゴリーが用意されていたが、今年は112種類に増え、6種類のサイダー用カテゴリーも追加される。ベルギー、ドイツ、イギリスなどヨーロッパの強豪国で人気な伝統的なスタイルから、アメリカやその他の国で発展した近代的なスタイルまで幅広く受け付けている。さらにヒストリカル(歴史的)、エクスペリメンタル(実験的)など、珍しいカテゴリーも揃っている。エクスペリメンタルの中にはサブカテゴリーとして日本酒とビールのハイブリッドがある(麹、酒米、日本酒酵母を使用したものなど) 。 2024年度は、37カ国から集まった280名の審査員が集まり、そのうちの何名かは日本のプロだった。審査員たちが出場ビールを評価し、醸造家に貴重なフィードバックを与える。その中から選ばれた数点が次のラウンドに進み、ファイナルにたどり着いたビールに金、銀、銅メダルが贈られる(審査員がメダルに値しないと判断した時を除く。実は時々起こるのだ!)審査員たちは慎重に選ばれており、プロとしての仕事や講座で学んでいるため官能評価に長けている。 今年の出場登録は12月13日までだ。登録に関する詳細はWBCのウェブサイトでご確認を。ビールの発送期限は2025年3月までで、混載ポイントからはその道の達人たちが冷蔵のリーファーコンテナで輸送してくれる。授賞式は5月1日に、インディアナ州インディアナポリスのクラフトブルワーズカンファレンスとともに行われる。WBCのメダルは、士気に関してもPRにおいても、醸造場に大きな影響を与えるだろう。少なくとも、競い合うというのは楽しい! The World Beer Cup, one of the world’s largest, most prestigious beer competitions, is several months away, but registration is now open for 2025. Brewers, don’t miss your chance to enter this important competition to show the world (and Japan’s beer drinkers) just…

Drink Japan 2024

(English below) ドリンクジャパン2024が目前に迫っている!これは日本最大の飲料生産者向けの国際展示会で、今年は11月20日(水)から22日(金)まで開催される。プロの醸造家やこれから醸造家を目指す人にとって、このイベントは見逃せないものである。ヨーロッパのDrinkTechやアメリカのCraft Brewers Conferenceと同様に、原材料、醸造機器や部品、そしてラボ分析機器やソフトウェアなどのビール業界向けソリューションが展示される。また、ドリンクジャパンはビールだけにとどまらない。清涼飲料から蒸留酒まで、あらゆる飲料が網羅されている。多くのビール醸造所が他の飲料分野にも進出していることを考えると、このイベントの価値は業界にとってさらに高まっている。 今年の会場は幕張メッセで、出店者は400社、来場者は24,000人を見込んでいる。さらに今年は、プロ向けのセミナーが90件開催される予定で、去年の80件を上回る。これらのセミナーには、大手の大手ビールメーカーをはじめ、コカ・コーラ、伊藤園、スターバックス、ダイドーなど、飲料業界のリーダーが登壇する。ノンアルコール飲料のメーカーによるセミナーも、マーケティングや品質管理など、クラフトビール醸造家にとって参考になる学びが多い。クラフトビール業界からは、Far Yeast Brewing Company、ベアレン醸造所、ヤッホーブルーイングが登壇する予定だ(セミナーは事前予約が必要である)。 もし来場するなら、ぜひ訪れてほしい出展者ブースがいくつかある。まずは、醸造及び蒸溜設備の国内生産者であるコトブキテクレックスだ。同社は佐賀でアームストロングビールの醸造と国産モルトの製麦も手掛けている。自社製モルトを使った同社のビールをブースで試飲できるので立ち寄ってみてほしい。2024年のインターナショナルビアカップで金賞を受賞したほどの品質だ。酵母をお探しの方は、Fermentisのブースを訪れ、国内で新たに提供開始されたドイツ産酵母をチェックしてほしい。缶詰や瓶詰をはじめとするパッケージングについては、ぜひCowboy Craftのブースへ。コロナ禍に数十もの充填設備を設置し、多くの醸造所を救った実績を持つ。彼らの献身的な姿勢や知識、専門性は抜群である。他にも訪れるべきブースがたくさんあるのでぜひ会場に足を運ぼう。 ドリンクジャパンへの参加は無料だが、ウェブサイトで事前に来場登録が必要である。英語でのサポートもあるが(出展者の多くは英語も堪能)、セミナーでの通訳は限られている(有料で通訳をつけることも可能)。迷っているなら参加することをおすすめする。イベントへの参加を通じて、新しい繋がりやビジネスチャンスが生まれるかもしれない。実際にそのような機会が生まれる場がこのイベントにはある。 Drink Japan 2024 is just around the corner! This is Japan’s largest beverage producer expo and this year it takes place from November 20th (Wed.) to the 22nd (Fri). Whether you are a professional brewer or brewer-to-be, this is an event you probably…

American Craft Beer Experience (ACBE)

(English below) アメリカのブルワリーは世界最高のクラフトビールを数々生み出しており、それらは年に1度開催のイベント、アメリカンクラフトビールエクスペリエンス(以下ACBE)で飲むことが可能だ。。9周年を迎える今年は11月1日から3日までウォーターズ竹芝で開催され、日本のインポーターが取り扱う素晴らしいビールが揃う。このイベントのために集まったビールは本当に美味しいものばかりだ。小売業者は自身のバー、ボトルショップ、レストラン用のビールを探すことができ、一般の来場客もビールを飲んで楽しいひと時を過ごすことが可能だ。屋外で開催されるこのイベントは入場無料で、注文の際に支払いをする。価格も手頃だ。 会場には40ヶ所近いブルワリーのビールが集結する。例年同様、一部のブルワリーの代表者やブルワーも参加予定だ。実際に私たちは、彼らがこのイベントの参加を楽しんでいると聞いたこともある(結局のところ、彼らにとっては日本に行くチャンスなのだ!) ぜひこの盛り上がりに参加し、彼らと交流してみてほしい。こういった経験も、このイベントの楽しみの一つだ。また、ビールと合わせて楽しめるキッチンカーや、ライブ音楽もある。 さらに、主催者たちは10月20日までビアスタイル診断という面白いキャンペーンを行っている。彼らのウェブサイトで自分のビールの好みに関する診断を受けると、イベントで飲むべきビールスタイルをおすすめしてくれるというものだ。それだけでも楽しいが、さらにその結果画面のスクリーンショットをSNSに投稿することで、抽選でアメリカのクラフトビールまたはグラウラーが当たる。ACBEに参加するブルワー達の中には、イベント前後に他のお店での独自イベントを開催するという者もいる。私たちやインポーターたちのSNSで情報をチェックしよう。 11/1 (金) 16時〜20時 11/2 (土) 12時〜20時 11/3 (日) 12時〜20時 ウォーターズ竹芝、東京都港区海岸 1-10-30  ウェブサイト: https://uscraftbeer.jp American breweries make some of the world’s best craft beer, and that’s on display at the annual American Craft Beer Experience (ACBE) held in Tokyo this year from November 1st to the 3rd at Waters Takeshiba. Now…

European Beer Star Competition

Attention brewers! One of the world’s largest and most respected beer competitions, the European Beer Star (EBS), is currently open for registration. Brewers have until July 24th to register–note that there’s an ‘early bird discount until May 17th. Medals of gold, silver, and bronze are awarded to worthy beers, and Japanese breweries usually bring home…

World Beer Cup 2024 Results

The 2024 World Beer Cup Awards have been announced! We are excited to report that Japan did exceptionally well this year, totalling eight awards including three golds. DevilCraft hoisted its second WCB gold medal, this time for its Black Igneous Oatmeal Stout. Newcomer Bighand Bros. Beer from Kyoto won gold in the English Mild or…