by Kido Hirotaka
ビールは、皆さんご存知の様に、麦から得られた糖分を酵母が食べて、発酵して出来るお酒です。酵母の違いでエールとラガー等に分類されており、エールでは約20℃〜22℃で3〜4日、ラガーは、約10℃〜15℃で約10日間ほど発酵させます。酵母が投入さ...
by Kido Hirotaka
今回お話しする「エステル」は、別名ファーメンテーションブーケとも呼ばれ、ビールの華やかで複雑な香りを形作る重要な香気成分です。醸造酒のみならず蒸留酒にも含まれており、その香りは適量であれば洋ナシ、桃、パイナップル、リンゴなどに例えら...
by Kido Hirotaka
この雑誌をお読みになっている皆さんの片手には、お気に入りのビールが注がれたグラスが握られている事でしょう。
そのグラスを鼻に近付けて、目を閉じて、ゆっくりと香りを嗅いでみてください。どんな香りがしますか?香ばしいモルトの香り、爽やかな...
by Kido Hirotaka
ホップは、熱を加えると“苦み”が出て、香りは飛んでしまいます。反対に熱を加えないと苦みは出ませんが、ビールに華や香りを与えます。
ビール醸造では、このホップの性質を利用して、ビールに苦みと香りを付けます。
麦汁を煮沸する工程でホ...
by Kido Hirotaka
穀物とは、植物の種子であり、デンプン質を主体とする食材です。
その栽培の容易さや保存性の高さ、そして人々に必要な栄養を得る為に、昔から主食として用いられてきました。
ビール醸造に使用される穀物と言えば、大麦・小麦が主に使用されま...