American Craft Beer Experience 2021
待ち望んでいた「アメリカンクラフトビアエクスペリエンス(以下ACBE)」が今年も開催される。今回も、昨年と同様オンラインセミナー中心で、その他ラベルデザインコテストやスタンプラリーキャンペーンなどが行われる予定だ。オンライン開催のメリットとして、日本国内どこにいても”エクスペリエンス”が体感できる点が挙げられる。
ACBEになじみがない人もいるかもしれないが、このイベントは、日本に輸入されている米国産クラフトビールの認知度を高める目的で2015年にスタートした。国内のインポーターがおすすめのビール(限定ビール含む)をピックアップして紹介し、米国のブルワーも来日して参加したり、ビアパブなどでイベントを開き交流を深めてきた。
コロナ禍で、昨年は直接顔を合わせるイベントは見送られたが、オンラインセミナーを通じてACBEは開催された。そして、前回人気を集めたセバスティアン・ホヘンタナによるセミナーが今年も開講される。ホヘンタナはドイツの名門醸造学校・ドゥーメンス醸造学校を卒業しており、ジャパンビアソムリエ協会理事も務めている。本誌読者なら麦芽の記事で彼の名前を聞いたこともある人も多いと思うが、彼はBET社を通じてビールの原材料の輸入販売にも関わっている。彼は米国におけるクラフトビール事情に精通しており、試飲もできるセミナー(日本語)も開催されるので、ぜひ参加してみよう。
セミナーは11月13日にスタート。ビールソムリエと一緒にテイスティングをするオンラインセミナー「Beer Tasting 2021 」(#1・#2)、ホップの種類やビールスタイルのフレーバーについて学ぶ「All About Hops」、食のペアリングについて学ぶ「Beer & Food Pairings」、アメリカンクラフトビールをさらに美味しく楽しむ方法が学べる「Beer Glassware」が開講予定だ。興味がある人はウェブで予約しよう。
ラベルデザインコンテストの応募締め切りは11月30日まで。応募希望者は、インスタグラムでハッシュタグ「#ACBE2021ラベルコンテスト」を付けて応募しよう。最優秀賞者には、アメリカンクラフトビール6種を6本セットで計36本、シュピゲラウ・テイスティンググラスセット、ACBE2021コースター3枚セットが贈呈され、上位10名にもビールの6本セット、シュピゲラウのグラス、コースター3枚が贈られる。
11月15日から12月28日までは、米国のクラフトビールが飲めるレストラン、バーや居酒屋などの協力店舗で4つのスタンプを集めると抽選でクラフトビールのセットが当たるスタンプラリーが行われる。8つのスタンプなら当選確率が2倍にアップ! 合計24名に6本セットが当たるキャンペーンだ。
ACBEのウェブサイトは、消費者と業界関係者のどちらにも役立つ米国のクラフトビール情報が満載。まだ見ていないならチェックして、アメリカンクラフトビールを飲んで”エクスペリエンス”を体感しよう。「飲むエクスペリエンス」は、イベントがはじまる前にスタートしても大丈夫だ。