Drink JAPAN



ドリンクジャパンは、日本最大の飲料(と液状食品)産業のための展示会だ。もちろんビールも含まれる。この展示会は、国内のビール業界にとっても最大。そして唯一の展示会ということも付け加えおこう。

長年、米国、ヨーロッパや中国では大規模な展示会が行われてきたにもかかわらず(我々も何度か参加した)、日本では開催されることがなかった。展示会がないことで、ある意味気勢をそがれ、あたかも国内のクラフトビール業界が成熟してきていないように感じられた。ドリンクジャパンがスタートしたときも、ブルワーにとって大きな意味を持つイベントになるかは定かではなかった。しかし年に一度行われる当イベントは今年4回目を迎え、幸いなことに出展する醸造設備メーカーやビール関連業者の数は増加し、本格的に活発化の様相を呈してきた。

本年度の展示会は11月27日から29日まで、幕張メッセで開催される。ビール業界なら、誰がこのイベントに足を運ぶべきだろうか。まずブルワリーのオーナーやスタッフだろう。スペア部品、研究開発用設備、樽、瓶や缶の充填機、原料など、さまざまなメーカーが出展予定なのだ。フルシステムやタンクも展示されているので、設備拡大を検討しているブルワリーは実際に見ることができる。当然ながら、小規模のブルーパブを含め、新しくブルワリーを立ち上げようと考えている個人または会社にとっても役立つことだろう。メーカーの担当者(場合によってはメーカーのインポーターも)に直接話を聞くことができ、商談に進むことも可能だ。

さらに、来場者はセミナーや講演を聞くことができる。その多くはアルコール飲料以外をテーマにしているが、国内のビール大手会社も講演する予定だ。考えてみれば、ドリンクジャパンは学生や研究者向けでもあるかもしれない。

主催者側は、3日間で15,000人の来場者を見込んでいる。読者の皆も行く予定だろうか? もしブルワリーを開業しようとしているなら、参加は必須だろう。すでにブルワリーに携わっていて、来場する予定がある人とは会場で会うかもしれない。我々も参加を楽しみにしている!

詳しくはこちら: www.drinkjapan.jp