Summer Ale (+ recipe!)
夏はビールの季節だ。年中ビールの季節だと心の中では思っているとしても。夏の間、消費量は常に増加する。気温が上がると、どうも喉が乾いてくるのだ。必然的に、クラフトビールの製造者は天候に合うスタイルのビールをリリースする。どういう仕組みになっているのだろうか?
ブルックリンブルワリーの醸造責任者ギャレット・オリバーに教えてもらおう。本誌は今年初頭、オリバーに多岐にわたる話題についてインタビューを行った。日本では6月にお目見えした同ブルワリーの「サマーエール」は話題の一つだった。彼はこう話してくれた。
「サマーエールは、思いがけず長い間支持されてきたヒット商品です。つくり始めたとき、ニューヨーク市郊外にある、ビーチで有名な町をイメージしました。ほかのブルワリーもいわゆる「サマーエール」をつくってきましたが、内容は大体同じようなビールです。味は強くなく、ちょっと締まりのない小麦ビールといった具合です。ブルワーもそこまで力を入れていなかったこともあります。ですので、私たちもつくろうとなったとき、いい感じのホップの香りと程よい苦味のある、ホップが少し利いたペールエールが飲みたいと思いました。庭でバーベキューしたときに飲みやすく、食べ物にも合う、夏に欲しくなるビールです。またはビーチで飲むのにぴったりのビールです!」
確かに多くの愛飲家は、夏と聞けば軽めの爽やかな小麦ビールを思い浮かべる。夏用のペールエールとは興味深い。サマーエールは、夏のビールとして重要な要素の爽快な飲みやすさを保ちつつ、アクセントがきいた風味がある(ホップはウィラメット、カスケードとアマリロが使用されている)。さあ、バーベキューをしようじゃないか! オリバーは、サマーエールに合うハンバーガーのレシピもウェブサイト上で公開しているのでチェックしてみよう。
https://brooklynbrewery.com/brooklyn-beers/parings/brewmaster-burgers