近年、日本のクラフトビールフェスティバルでお馴染みになりつつあるパフォーマーがいる。ミシシッピのブルースマン、スティーブ・ガードナーだ。最近では2013年11月のアイコン・ユーロパブ主催のKraft Zapのパーティーでパフォーマンスを披露。バベルベイサイドキッチン(横浜)では毎月ライブ演奏を行っている。日本に住んで数十年となるガードナーは、単独のシンガー兼ギタープレイヤーがオープンチューニングのスライド奏法でプレイするという特徴をもつデルタ・ブルースを奏でる。ガードナーは最高のブルースプレイヤー達からブルースを学び、その中には彼の友人であるB.B. Kingも含まれている!彼のアルバム「Hesitation Blues」は様々なトラディショナル・ブルース・ミュージシャンによる生き生きとしたバックアップサポートを受けており、スプーン(そう、食事に使うあれ)や洗濯板(そう、昔洗濯に使っていた板)、ハープ(ブルース用のハーモニカで、弦が並ぶ大きなやつではない)、チューバなどの楽器で演奏されている。アルバム自体は確かにブルースだが、楽曲には、ブルースの親戚であるザイデコ、ゴスペル、フォーク、ディクシーランドやジャズといった伝統音楽を基盤とするものもある。「Hesitation Blues」は最高のブルワリーよろしくバラエティに富んでおり、ガードナーはさながらリアルエールのようにリアルに本物だ!
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