European Beer Star

ヨーロピアン・ビア・スター・アワードは今年で10周年を迎える。世界で最も重要なコンペティションのひとつであり、ヨーロッパ由来のカテゴリーでビールの品質を競う。日本を代表するクラフトビア醸造所のビールも参加しており、2012年にはコエドビールが金賞を、小西酒造が銀賞を、田沢湖ビールは2つの銅賞を獲得した。このような権威あるコンペティションで日本のクラフトビアが認められることは、私たちジャパン・ビア・タイムズとしても大変嬉しく思う。ローグ、バラストポイント、ソーンブリッジ、ボストン・ビールといった、日本にも輸入され馴染みのある世界的な醸造所も名を連ねる。このコンペティションではドイツやアメリカの醸造所のビールがもちろん優秀な成績を収めたが、中国、ナミビア、韓国、イスラエル、フィンランドなどビールの歴史が浅い国々もメダルを獲得し、勇気づけられる結果となった。

審査はブラインド・テイスティング形式で行われ、審査員は世界屈指の醸造所のブルワー、テイスターたちが務めた。感覚に基づく審査であり、消費者の視点で評価される。小西陽子(インタビュー記事P.28)に、ヨーロピアン・ビア・スター・アワードに参加する魅力について尋ねた。「欧州最大のビール品評会であり、世界中の審査員の評価を受けられることが大きな理由です。KONISHIビールは、ベルジャンスタイルがメインであり、欧州、とりわけビール王国のドイツで評価をいただく機会があることは、品質向上とプロモーション機会拡大の大きなチャンスと捉えています。」挑戦したいブルワーへ向けて、コンペティションは今年も開催される予定だ。

※エントリー書式と募集要項は英語で書かれているため、手助けが必要な醸造所の方は私たちに連絡してください。無料でお手伝いします。コンペティションの主催者からの報酬もいただいておりません。皆さんが勝利をつかむ姿を見たいのです!

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