グッ ドビア　ファウセッツは、スタイリッシュで洗練された店構えのクラフトビア専門店という新たな価値の提供によって、東京のビア・シーンに変革をもたらし た。クラフトビア・バーといえば木製のカウンター、庶民的な内装にパブ然としたスタイルであるべきだなどといったい誰が言ったのか。豊富な品揃えのビール を味わうとき、お洒落な店もアリなのだ。ファウセッツはその証明である。

店 の中央には、ブルワリー・エンジニアの堀さんが構築した最新鋭のサーバーシステムが設置されている。カウンター内に光り輝くアイランド型サーバーは、ビ ア・カルチャーが根付いている世界中の都市で堀さんが目にし、影響を受けつつデザインしたものに違いない。サーバーには40のタップがあり、それとは別に ハンドポンプで注ぐリアルエールのタップが3つある。ドラフトの銘柄は、日本とアメリカのクラフトビアが中心に揃う。ファウセッツではグラスに注がれる容 量を明示する方針をとっており、パイントグラスを使用しているが、容量は400mlとあらかじめ断りを入れている。価格は900円から1,100円。ハー フサイズの200mlは600円から750円。ドラフトの他に、ベルギービールを含む50銘柄ほどのボトルビールも揃っている。日曜～木曜の5時から8時 のハッピー・アワーには、すべてのパイントが200円オフになる。東京で最もお得にクラフトビアを飲める時間帯だ！

ファ ウセッツのフードはクラフトビアの添え物ではなく、数多くのペアリングを楽しむため、様々な味やスタイルで提供するようしっかりと配慮されている。もちろ んよくあるパプメニュー、つまり揚げ物やピザ、ソーセージ、ハム、サラミ、ピクルスなどもあり、500円くらいから。ひと味違うものを食べたいと思う人 は、黒ビールで調理されたスペアリブや、肉汁たっぷりのポークやステーキといった肉料理を。シーフードやヘルシーなサラダもある。アウトサイダー的なペア リングとしては、ファラフェルのクロケット（ひよこ豆のコロッケ）やイスラエル風フムス（ひよこ豆のペースト）を試してみて。

洒 落たモダンなインテリア。壁にはスクリーンがあり、アニメーションやビール／メニュー情報が流れている。テーブルとカウンターに加え、スタンディング席も ある。セミフォーマルなビジネス・ディナーや、カジュアルなデートに最適。そうそうデートと言えば、東京で最も広いエリアのラブホ街がすぐ近くにある。