晩春に京都の山岡酒店(店舗でもクラフトビアを多く扱っている)が、2年目となる地ビール祭京都を開催し大成功を収めた。来年はより大きな会場を探す時機ではないだろうか。また京都には新しいクラフトビア醸造所ができ、今では合計4社となった。
東京では恵比寿ガーデンプレイスのビアライズ・フェスティバルが、クラフトビア・ウィークの幕開けを飾った。その週には関東中のクラフトビア・バーやレストランで、所定の醸造所のスペシャル・セレクションが提供された。続く週末には、JCBA(日本地ビール協会)が毎年開催しているビアフェスティバル東京が行われ、3セッションで数千人を動員している。
続いて、城端麦酒が開催するタナバタ☆ビアフェスタ☆トヤマに参加するため富山へと旅立った。全国のクラフトビア巡礼者の間では、ゆったりくつろげるフェスティバルとして知られており、毎年この時期には静かな街が活気づく。私たちの友人であるスワンレイク・ビールに感謝したい。彼らのブースの一角を借りてTシャツを販売させてもらった。フェスティバルの終了後も興奮冷めやらず、ハーヴェスト・ムーンの園田さんは、スワンレイクの本田さんの髪の毛を三つ編みにして、お気に入りのリトルガールに変身させていた。
次にJCBAのもう一つのイベントのため、大阪を訪れた。一般に大阪人は陽気な人々と言われるが、実際彼らが期待を裏切ることはなかった。三連休に2,000人を超えるゲストが訪れ、ベアードビールを含む新しい顔を見かけることもできた。その夜、最高にホットだった場所はeni-bruさんの上階にオープンした2nd Vineさんだろう。醸造家たちが集まり、クラフトビアをさらに楽しんだ。
翌週末には、福岡で2年目を迎える九州ビアフェスタ2011 in 博多へ。博多リバレインのアトリウムガーデンはまるで温室のようだったが、ビールはたっぷり豊富に用意されていた。福岡も今ではバーやレストランで美味しいビールが出されるようになり、ついにクラフトビアのために訪れるべき目的地となった。とても嬉しい。この街からは目が離せない!
最後に8月上旬、名古屋では初めてのビア・フェスティバルがJCBAの後援を受けて開催された。2日間で1,000人ほどが集まり、地元醸造所の金しゃちビールさんやリテーラーの岡田屋さん、バー・レストランのCraft Beer Kegさん、Chicken Boyさんら、関係者の皆さんには胸躍るイベントとなったことだろう。私たちはいま、一関のビア・フェスティバルの取材準備を進めています! 次号でのレポートをお楽しみに。
This article was published in Japan Beer Times # () and is among the limited content available online. Order your copy through our online shop or download the digital version from the iTunes store to access the full contents of this issue.