馬車道タップルームが提供するのは、アメリカの本格的なバーベキュー料理と丁寧に手造りされた最高品質のクラフトビア。横浜で最も活気あるエリアのひとつ、馬車道にある。4店舗あるベアード・ビール直営店の中では、最も広くて大掛かりな店舗だ。3階建ての建物で、他とは一味違うワクワクするものを提供している。
醸造家ブライアン・ベアード氏はこれまで数々の賞を受賞しており、受賞歴には数回に渡るアメリカ・ワールドビアカップの金賞も含まれる。店のタップに繋がれているクラフトビアのラインナップは、どれをとっても熱狂的なビアファンの期待を裏切ることはない。ハンドポンプ2つを含む30タップで、季節限定を加えた全てのベアードビール、アメリカ産のゲストビール、そしてスモークドブラウンエールの馬車道エールを提供している。主要なビールはパイントサイズで¥900と、お手頃価格になっている。プリペイド式の「のんべえはしご券(12枚綴り)」¥9,000を購入すれば、なんと一杯¥750で楽しめるのだ!(輸入ビールは通常は対象外となるが、プラス¥100で使用できるものもある。)もちろんハーフパイントや、さらに大きなグラスやブランデー・グラスもある。輸入ドラフトビアは¥1,000ほどで味わえるので、他のどの店よりも低価格。ビールを持ち帰りたいときは、1階に2つの大きな冷蔵庫があるので、通常のラインナップと季節のボトルビールをそこから選ぼう。
店を訪れる客の目当てはビールと同様にフードにもある。ピット・マスターのチャック・モローさんは、豊富な経験年数と情熱を注ぎ込み、芸術的なバーベキューを提供している。肉を低温でゆっくりと焼き上げることのできるオーブンは、アメリカから輸入されたもの。日本の桜チップを使用し、日本特有の香りも加えられている。彼だけが調合を許されているスパイスが肉に摺り込まれ、ジューシーに仕上がっている。さらに、チャックさんはより美味しくいただくためのバーベキューソースを3種用意している。肉は、オーストラリア産ビーフ、アメリカ産ポーク、国産鶏に国産ポークと国際的な品揃え。肉料理好きには、大皿料理やリブをオススメしたい。バーベキューの他には、BBQピザ、チリ、サイドメニュー、サラダなどがある。どの料理も¥1,000ほどでリーズナブル。
素晴らしい内装は木製の手造り感に溢れ、自身もクラフトビア好きな熟練の大工によるもの。2階にはダーツや大型テレビがあり、3階には喫煙者のためのパティオがあって、和式の個室が2部屋ある。ちょっと一杯の気分?そんなときは、1階の曲線が美しいバーカウンター席がいいだろう。