店名は一般的な「クラフトビア・バー」だが、中身は決してありふれたものではない。オーナーの鈴木哲也は、注意深く選んだ国内のクラフトビア10銘柄(リア ル・エールを含む)を落ち着いた雰囲気の中で提供している。その雰囲気をフォーマルと感じる人もいるだろう。鈴木自身、常にフォーマルな服装で店に立ち、 日本の伝統的なウィスキー・バーの空気を醸し出している。それもそのはず、もともと彼の店は200銘柄ものスコッチウィスキーが揃う店だったのだ。もちろ ん今でもスコッチを楽しめる。いくつかのレア銘柄を除いて、ウィスキーはすべて800円。しかしメインはクラフトビアであり、Suzukiの目利きにより 常に素晴らしいラインナップが良い状態に保たれている。パイントは1,000円、グラス(320ml)は700円。
フードはいわゆるパブ・スナック。Suzukiは大阪出身であり、大阪の職人による特別なソーセージやハムが代表的なメニューとして出されている。自家製レシピのパテも美味だ。彼が選ぶクラフトビアによく調和すると好評のパスタもある。
内 装はシンプル。オフホワイトの壁にランプ、プレーンな木のテーブル。木製の長いバーカウンターには真鍮の上品なタップハンドルが取り付けられている。控え めな照明、ライト・ジャズ、バーカウンターの背後のライティングされたウィスキー棚。シンプルだが全体にエレガントな印象だ。4人掛けのテーブル席が2つ と、10席のカウンターの小さなお店だ。満席になっていても驚かないで欲しい。日曜の午後でさえそうなのだから。クラフトビアは持ち帰りもできる。カップ (450ml)が、900円。
JR 関内駅から4ブロックとアクセスはいいが、裏路地にあり見つけるのは難しいかもしれない。地図を片手に探した方がいいだろう。または、駅で横浜メディア・ ビジネスセンターへの道順を聞いてみて。その交差点の一本手前で右に曲がり横道に入れば、クラフトビア・バーはあなたの左側にある。