ハーヴェスト・ムーンでつくられているのは甘すぎないマイルドな味わいにクローブ、ナツメグ、シナモンなどのスパイスが特徴的なパンプキンエール。なんだかとほっとする後味が印象的です。
秋限定ビールというとアメリカのブルワリーでは圧倒的にパンプキンエールが多いようですが、秋といえば「収穫時期」ということで、ハーヴェストエールがでてくるのもこの季節。ニューヨークのサザンティア・ハーヴェストエールはフレッシュなホップをつかったエキストラ・スペシャル・ビター。ドラマチックなホップの香りの後にモルトのフレーバーとホップの苦みのよいバランスが、フィニッシュまで続きます。志賀高原とノルウェーのNøgneØがコラボレーションしたNot So Mild Ale Harvest Brew もフレッシュなホップを使用した、ホップの爽やかさとマイルドな口当たりが特徴のハーヴェストエール。秋にゆっくりと飲むのに最適なビールでしょう。
他にも秋を感じさせるビールでは北海道のノースアイランドブルワリーの地元産のりんごをつかったりんごビール、鹿児島の城山ブルワリーでは津軽スチューベンという糖度の高いぶどうをつかった小麦ビールもあります。
ビールを通して季節を感じることができるとビールを飲むのも楽しくなります。お気に入りの季節限定ビールをみつけてまたその季節がくるのを待つことも、楽しみのひとつになるのではないでしょうか。
by Sugiyama Miho
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