Greetings: On the occasion of the 3rd issue

Dachambeer Live! (Dachambo & Craft Beer Live) November 21, 2010 Click here! “Get off.” The other kid sat there impassively. “I said get off.” The other kid, his expression unchanged, suddenly pushed off the ground, rose up several feet and then came back down with a resounding thud. “I found it here first so get…

Greetings: On the occasion of the 2nd issue

若いカップルが恐る恐る地ビール専門ビアバーのドアを開け、店内を覗く。年季が入ったインテリア、職人の手造りによる見事なテーブルとチェア、そしてカウンターには優雅なデザインのビアサーバーがずらりと並んでいる。二人は覚悟を決めて店内に入りカウンターに座る。すると如何にもビールに詳しそうな風貌のマスターがにこやかに近づいてくる。その表情は自信に満ちている。 彼女「私たち二人とも地ビールって初めてよね?どうしよう・・・」 彼「僕が選んで注文してみるから任せて」 カウンターに置かれたチップ入れの瓶に書いてある「your souls」という文字がちょっと不気味な感じ。 2人はドキドキしながらまるで聖なる儀式を見つめるようにマスターが2杯のパイントグラスにビールを注ぐのを見つめている。1杯は濁った感じのブラウンエール、そしてもう1杯はオニキスのように真っ黒な色をしている。彼が彼女のために選んだのは「クアドラプルIPA・アナイアレイター(死滅させるものという意味)」アルコール度数20%、自分用に頼んだのは「スーパーインペリアル・ダースベイダー・スタウト」アルコール度数22%。二人は見つめ合いながらそれぞれのグラスに入った液体をグッと飲んだ。それまで体験したことのない強烈なホップ臭が彼女の可愛らしいピンク色の舌の上で炸裂し、次の瞬間、彼女の鼻からまるで仕掛け花火のようにビールが吹き出しカウンターの上に飛散する。一方、彼の目からは涙が溢れ次の瞬間、彼の鼻から鮮血が吹き出して誕生日にお母さんからプレゼントされたネクタイを真っ赤に染める。二人は同時にトイレに駆け込み、危うく下着まで汚すことを免れるのだった。 「2杯目を飲む準備が出来たらいつでもおっしゃってください!」とマスターが叫んだ。 さあ、「ジャパン・ビア・タイムズ」第2号の登場です。創刊号に対する反響は想像以上に大きく、たくさんの励ましのお便りなどを頂いた一方、ご批判もたくさん頂きました。「ビールについての役に立つ情報が少ない」というご批判が多かったので今後はもっと掘り下げた内容も掲載していく予定で、今号ではいくつかそのような記事も盛り込んでいます。しかし創刊号では「クアドラプルIPA・アナイアレイター」のように地ビール初心者に敬遠されそうな存在にはなりたくないという思いがありましたし、実際、創刊号を最も歓迎してくださったのは地ビール初心者の方々でした。そして創刊号に広告を載せてくださっているお店を訪ねてみて、生まれて初めて手造りビールというものを飲んだという地ビール初体験の方がたくさんいらっしゃったようです。私たちが知る限り、彼らは皆めでたく地ビールファンになってくれました。そういったこともあるので今後もビギナー向けの記事、あるいは直接ビールには関係の無い記事を掲載することもあるかと思います。本誌は広く情報を収集しながら幅広い読者層にアピールしていきます。地ビールを造っている皆さまにとっても本誌にとっても、新しい地ビールファンに高品質のもの、充実した内容を提供することで明るい未来が開けるものと確信しています。お互いに力を合わせて頑張りましょう。今後ともご支援をよろしくお願いいたします。 A young couple timidly opens the door and peeks in: an interior of wood worn smooth over the years, tables and chairs hand-made by a craftsman, a row of elegant taps. They sit at the bar and the master comes over, his smile, friendly, wise. “Um, we’ve…

A Very Special Greeting: on the Craft of Ji-beer

「ジャパン・ビア・タイムス」創刊号にようこそ!私たちに興味を持っていただきありがとうございます。「私たち」は手造りの地ビールを愛する人間の集まりです。本誌編集スタッフ、広告を載せてくださっているスポンサーの皆様、そして本誌を置いてくださっているお店で働いている方々、みんな地ビールが大好きです。あなたも地ビール党?もし、まだそうでないなら、私たちが美味しい地ビールの世界にご案内しましょう。「ジャパン・ビア・タイムス」は地ビール好き、そして地ビールに興味がある人のための新しいバイリンガル雑誌です。 巷では地ビールに関するブログが、日本語、英語含めて毎日たくさん書き込まれています。日本でも地ビールに関する本が何冊か出ています(ちなみに海外ではそのような本は大量に発行されています)。また、地ビールのコラムを載せている雑誌もいくつかあります。しかし私たちが知る限り、本誌は日本で初めて全国レベルで定期的に発行される地ビールの本です。しかもバイリンガルで幅広い読者層にアピールします。 最初にすっきりさせておきたい問題が一つあります。日本では「地ビール」という言葉はイコール「手造りのビール」と一般的には理解されているようですが、実はこれはちょっと問題なのです。「地」という字は「地方」「地域」を表すことを考えると「地ビール」は「地方のビール」ということになります。確かにこれは100%間違いとは言えません。手造りのビールはその地方の風土や産物と密接な関係があることが多いですから。しかし地方で造られているビールの品質が必ずしも優れている、なんてことはありません。数ある地ビールの中には、ローカルな匂いのする名前をラベルに付けて単なる土産物として商品化しているものもあります。例えば有名な東京タワーにあやかって東京タワーエールという名前のビールを作ってどんどん観光客に売ろう、という発想です。そんな発想で作られるビールに品質など期待できるはずもなく、それは単なる土産物に過ぎません。 そのような商品のおかげで「地ビール」という言葉から品質の低さを連想するような風潮が生まれるとしたら、良質な地ビールを造っているメーカーにとっては大迷惑な話です。本誌は「地ビール」の地位向上を目的として生まれました。そして「手造り」という概念と「地ビール」が結びつくことを願っています。美味しい地ビールは高度な技術と知識と情熱を持って造られる、職人芸による産物です。そのようなビールは本物の「手造りのビール」です。 本誌「ジャパン・ビア・タイムス」も同じ価値観のもとに作られています。創刊号ということでまだ規模は小さいですが、この創刊号の製作の過程でも、素晴らしい地ビールメーカーの皆さんととてもいい関係を持つことができたお陰で、今後もっと誌面を充実させていけるという確信を持っています。ビールのことばかりを取り上げていてもやがて行き詰ってしまうでしょう。今後はさらに幅広くしかも掘り下げた内容を目指していきます。ビールという飲み物は様々な場面で、みんなから愛される飲み物ですよね。もちろん雑誌を読みながらのビールも美味しいものです。それでは「ジャパン・ビア・タイムス」に乾杯! Welcome to the Japan Beer Times’ inaugural issue! Thank you for picking us up. And to whom does “us” refer? Craft beer lovers—the magazine staff, the advertisers and the employees of many of the places this magazine is available. We hope you are one, too, or that we can at…