ベルギービールウィークエンドはわずか3年で国内最大級のビア・イベントに成長した。オクトーバーフェストという巨大イベントに匹敵、いやそれ以上にわくわくするイベントとなるに違いない。読者の皆さんは覚えていらっしゃるだろう、初開催は2010年の六本木で、約15,000人の来場者が押し寄せた。翌年は大阪で開催され、約34,000人が訪れた。2012年には名古屋でも行われ、約64,000人と膨大な数の来場者が訪れることとなった。今年は横浜と福岡での開催も決定し、5都市、のべ37日間に渡りビールが提供されることとなる。主催者は約150,000人の来場を見込んでいる。
しかし私が言いたいのは来場者数やベルギービールの消費量の話ではなく、品質と総合的な体験だ。来場者は感動的なベルギービールを手頃な価格で楽しめる。美味しいビールはそれに見合う美味しい料理を求めるものだが、出店する様々な店からベルギー料理の主菜とデザートを選べる。素晴らしい音楽がなくては、パーティーとは言えない。ベルギーで人気のある様々なジャンルのミュージシャンが会場を盛り上げる。ダンス?もちろんダンスも楽しめるはず。
ビールに話を戻そう。このイベントのエッセンスなのだから。今年のベルギービールウィークエンドでは97種類のビールが提供される(すべての開催地で同じ種類のビールが用意されるわけではない)。多くはスペシャルティ・ビールで、ベルギービール特有のフルーツ・ビールも含まれる。伝統的なトラピスト・ビールも揃う。ドラフトとボトルの割合はおおよそ半々だ。一流ブランドのビール、例えばヒューガルデン、オルヴァルやレフ、その他様々なビールもタップに並ぶ。ビール1杯の平均価格は¥600で、高アルコールビールや高級ビールは¥800から¥1,000で楽しめる。入場料は無料で、オリジナルグラス1個と飲食用コイン12枚を含むスターターセット(チケット)を購入するだけだ。例えば、3杯のベルギービール、フード1品とデザートを購入できるイメージ。ビールをもう少し楽しみたいなら、追加コインを会場内で購入できる。
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