クラフトビールを訪ねる旅先としてのポートランドの魅力は?
まずもちろん、ポートランドには50以上のクラフトビア醸造所があるという事実があります。この街には世界中のどの都市にあるよりも多くの醸造所があるのです。小さな地域の中に誰の好みでも満足させられるほどクラフトビアがあります。受賞歴のあるIPAたち、スタウト、ペールエール、ベルギー、ドイツスタイル…サワービールさえも。ブルワー達にはとても熱い情熱があり、驚くほどの多様性があり、そして多くの実験的な試みが行われています。ベストな醸造所には日本では知られていない小規模な所もあります。ブレークサイド、ホップワークス、ジャイガンティック、オシデンタル、ロンポックなどです。大規模な醸造所(ウィドマーやブリッジポート)も本当に素晴らしいビールを造っています。あまりに多すぎて名前を挙げたら切りがありません。
信じられないほどのセレクション、これは最も奥深いクラフトビア文化の1つをもたらしました。私もこれまで出会ったことがないものです。ポートランドではクラフトビアはビールオタクだけのものではありません。本当に、すべての人々に楽しまれているのです。ポートランド人が「さあビールを飲もう」と言ったら、ビールとはクラフトビアのことです。大量生産のビールなど頭にありません。
レストランの種類はどうですか?
ポートランドはアメリカでも有数の食事処です。ブルワーと同じくシェフ達も自分の仕事に情熱を持っています。オレゴンの豊かな農業を背景に、1番美味しいタイミングで地元産原料を使うことに多くの力が注がれています。日本の「旬」の概念と同様ですね。クラフトビアの醸造所でさえも、どこにでもある「普通のパブ飯」より遥かに優れた食事を提供しています。
何故、日本人向けのツアーを行うのですか?あなたと日本との関係は?
多くの日本の皆さんはポートランドが「ビール天国」だとご存知で、この地の素晴らしいクラフトビアを味わってみたいと望んでいます。以前は日本語によるツアーがなかったので、日本の方がクラフトビアシーンの内側を垣間見ることは困難でした。私は日本に8年間住み日本語会話を学んでいたので、日本の方々がポートランド人と同じようにクラフトビアを楽しめるようにとツアーを始めました。日本人もアメリカ人も同じツアーに参加します。クラフトビアを1パイントも飲めば、その後は楽しい異文化交流も始まります。
オレゴン地域で他に見るべきもの/体験すべきことは何でしょうか?
オレゴン州には130以上の醸造所があります。小さな町のほぼすべてにクラフトビアの醸造所があるのです。クラフトビアの旅にお勧めの素晴らしい目的地は、ベンド、フッドリバー、ユージーン、ニューポート、アストリアなどでしょう。これらの町へ向かう道中では海岸や山、またはコロンビア渓谷など大自然の美しさを体験することもできて最高の旅となるでしょう。
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