ファンキーで上品、お洒落でロマンティック。すべてを合わせ持つクラフトビア・バーがEni-bruだ。本当に美味しいクラフトビアをタップに繋いでいる。陽気なスタッフがあなたの気持ちをアップさせられなかったとしても、ご近所からやってくるフレンドリーで洗練された客たちに囲まれれば、家にいるようなくつろぎを感じるだろう。良い家、それは良いビールがある家。
バーカウンターの背後に設置された最高級のサーバーシステムがエレガントに飾られている。サーバーには最高の状態で21銘柄のドラフトが繋がれている。このエリア屈指の品揃えだ。たいてい国産クラフトビアが提供されており、ときにはRogueやBrewdogなどホップの風味豊かなカリフォルニア産も楽しめる。USパイントグラス ¥1,150、UKパイントグラス ¥1,500で、このエリアの標準よりはやや高めの価格設定となっている。しかし、ビールの品揃えや品質は折り紙付きで、フードも期待以上だ。
メニューはヘルシーなフュージョン料理で、野菜や地元の食材がふんだんに使われている。イタリアンとフレンチに発想を得て、そこに和風のひねりを効かせている。ピザやパスタ、ソーセージから、カルパッチョ、サラダ、ピクルスなど。豊富なメニューがお腹の空き具合やあらゆる好みに応じてくれる。贅沢したいときは、¥4,000ほどのコースを選択肢に加えよう。
内装は折衷様式で魅力的。店には落ち着いた年齢の客が多く集う感じだ。Eni-bruは成熟した店だが堅苦しさは全くなく、客は楽しみ方を知っている。至福のクラフトビア一杯から始めよう。
社交的なオーナーの西尾さんはEni-bruの成功によって、同じビルの上階にもう一つのバーを開店した。The 2nd VineはEni-bruよりもカジュアルで、アイリッシュ・パブを想起させられる。ウィスキーも自慢で、もちろん美味しいフードもある。8種類以上の銘柄がタップに繋がれていて、それもこのお店を訪れる十分な理由となるだろう。