ブルワーの皆さん! 世界最大級の権威あるビールコンテスト「ヨーロピアンビアスター(以下EBS)」は、現在エントリーを受付中だ。締切は7月24日だが、5月17日までに応募すると割引が適用される。優秀なビールには金、銀、銅のメダルが授与されるが、日本は毎年このコンテストで好成績を収めている。
EBSはドイツ、ベルギー、チェコ、イギリスなどの欧州で発展したヨーロピアンスタイルのビール部門を中心に、その地域の他のビール文化にも焦点を当てている。近近年では、より実験的なビールや、国際的な影響を受けた古典的なビールを再解釈したビールなどの部門が設けられている。
今年の部門数は75(去年から新たに2部門追加された)。その中の1つがドイツ流のサワービールで、近年復活をしたと言えるようなスタイルだ。昨年同様、人気急上昇中のノンアルコールビールの部門が4つある。また、より現代的なビールに順応するために、「ニュースタイル・ペールエール」や「ニュースタイルIPA」のほか、「ヘイジーIPA」や「ペイストリー・スタウト」もある。それ以上に独創性を求めるブルワーの方向けには「フリースタイル・ビール」の部門も用意されている。
しかし、一番の魅力は、伝統的スタイルの部門が豊富にあることだ。そのほかの部門で我々の目に留まったのは、伝統的でありながら主流ではない「グロジィスキエ」「オーストリアンスタイル・メルツェン」「イタリアン・グレープ・エール」「ハニー・ビール」などである。プロのブルワーであれば、自信をもって挑める部門がきっとあるはずだ。
コンテストの内容自体はシンプルである。各部門に金賞、銀賞、銅賞があり、審査員が賞に見合うビールがないと判断すれば、メダルの授与は見送られることもある。審査は、EBSのウェブサイトに明記されている部門説明に基づき、ブラインドテイスティングによって行われる。全世界(日本を含む)から集まった約150名の審査員が9月に審査を行い、11月に結果が発表される。
詳細はEBSのウェブサイトで確認しよう。皆さんの幸運を祈る! https://www.european-beer-star.com/