8月6日(土)に宇治でクラフトビール夜市、大好評につき今年も開催

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昨年8月8日に京都府宇治市で開催され、1日で2万人が集まった「クラフトビール夜市」が、今年も8月6日(土)に開催される。

宇治では近年までこの時期、56回にわたって年1回の宇治川の花火大会を開催してきた。しかし一昨年は台風の影響による宇治川の増水で初めて中止となった。昨年と今年は川沿いの花火打ち上げ場所が護岸工事の都合で使えず、行政は再開させる希望を持っているが、中止にせざるを得なかった。昨年から始まったクラフトビール夜市は、地域にとって重要な年1回の祭の役を十分に果たし、今年の開催も地域住民や行政、そしてビール好きから大いに期待されている。

そしてクラフトビールは、京都府内にブルワリーが5カ所あり、京都市内だけでなく宇治にもクラフトビールを扱う店があり、定着の方向にある。そしてその店の一つであるザ・ロッキンハーツが協力するかたちで、クラフトビール夜市が実現することとなった。

クラフトビール夜市の会場は、JR奈良線の宇治駅からほど近い、宇治橋通り商店街のうちの約400メートル。当日は歩行者天国になる。出店予定ブルワリーは五十音順で、一乗寺ブリュワリー(京都)、黄桜(京都)、キンシ正宗京都町家麦酒(京都)、京都醸造(京都)、京都茶ビール(旧・茶緑本舗和束茶ビール、京都)、國乃長ビール(大阪)、丹後王国ビール(京都)、丹波篠山ジグザグブルワリー(兵庫)、地底旅行ビール(大阪)、長浜浪漫ビール(滋賀)、ベアードブルーイング(静岡)、山岡酒店(京都)の12者であり、さらに商店街の中の酒販店もビールを提供する予定である。それぞれ1杯約300ミリリットルを500円で提供する。

料理の出店は、昨年は2万人という主催者の想像以上の来客があり、提供できた量が不足気味となったため、今年は数を増やす予定だ。商店街の各店だけでなく、宇治市内の近鉄・小倉駅周辺の店も出店するという。その中には、クラフトビールを扱うビアスタンドホップも入っている。

1杯から楽しめるので、近場の人がふらっと寄って面白いのはもちろん、ビール提供者は京都府内のすべてのブルワリーを含め、比較的近隣のところが参加しているので、地域性を感じることができる。違う地方から遊びに行くとそれはなおさら感じられるだろう。会場にはベンチのほかテントも用意される予定で、少々の雨でも決行とのことである。そして珍しいのが、「夜市」の名前の通り、開催時間を14時~22時にしていることである。昨年は16時開始だったので、開催時間が2時間延長されたかたちだ。

ザ・ロッキンハーツの店主の江口篤志は「昨年開催してみて、地域住民の方へのクラフトビールそのものや、ウチとビアスタンドホップというビアパブの認知度が上がったと思います。このイベントが盛り上がることによって、クラフトビールの取扱店や、ブルワリーが増えてほしい」と期待している。

当日14時30分からは、これからクラフトビールを楽しんでいきたい人のために、テイスティングを体験するワークショップも開催。クラフトビールを余すことなく楽しむためのノウハウも提供される。申し込みは、ザ・ロッキンハーツ(電話:0774-23-3303、E-mail: therockinhearts2013@gmail.com)まで。

開催情報


イベント名:クラフトビール夜市
場所:宇治橋通り商店街(京都府宇治市、JR奈良線・宇治駅からすぐ)
日時:8月6日(土)14時~22時(14時30分~ザ・ロッキンハーツにてビールのテイスティングイベントも開催)