オーストラリアンインターナショナルビアアワード

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毎年開催されるビール審査会としては世界最大規模である「オーストラリアンインターナショナルビアアワード」が、今年も5月に同国メルボルンで開催される。昨年は311ブルワリーから1699銘柄のビールが出品され、日本からは木内酒造とコエドブルワリーが受賞を果たしている。

筆者は昨年、この審査会に審査員として参加した。ヴィクトリア州農業協会(RASV)が主催であることや、審査終了と同日に幕開けとなるメルボルンビアウィークと連携している効果であろうか、まずその規模に圧倒された。特に、ビールを提供する設備は、日本の平均的なビアパブの10軒分には上る。そしてビールを提供する「スチュワード」と呼ばれるスタッフもよく訓練されている。審査員による彼らの仕事ぶりに対する投票システムは、やる気の向上につながっているだろう。

審査員は、ブルワリー関係者はもちろん、ホップの卸売業者や醸造学校の講師など多彩な顔ぶれだが、醸造技術が分かる面々が中心。今年は日本から、国際的な審査員として認められている業界関係者が4人も選ばれている。審査員には、技術的な面をきちんと評価し、そうしたことをコメントに記すことが奨励されている。出品したブルワリーは、受賞できるかどうか以上に、今後の製造方法に関する的確なヒントが得られる、ということを出品経験のあるブルワリー関係者が認めている。

点数の集計はそれぞれの審査テーブルごとに行われるが、「アソシエートジャッジ」という審査員がその仕事を担当するので、ほかの審査員はビールに向き合うことに集中できる。審査対象のビールがグラスに注がれて出されるのもいい。天井が高く広々とした審査会場は、建設的な議論を進めるのに適しているということは、心理学でも説明され得るだろう。こうした素晴らしい環境で本当に優れたビールが受賞を獲得していることを、審査経験者の一人として証言する。
 
ブルワリーの皆様へ(編集部より)

この審査会への出品にご関心をお持ちのブルワーの方は、お早めに私たちにご連絡ください。出品登録の締め切りは2016年3月24日です。登録用紙や詳細は英語で書かれていますので、私たちがお手伝いします。みなさまが受賞する姿を見たいのです!

執筆・構成:Jinya Kumagai

詳しい情報はこちら、またはinfo@japanbeertimes.comまでご連絡ください。

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